【レポート】若者向け講座「ごみを減らすには―勉強会と実地調査―」@関西国際大学

 1月9日(土)に、浪速区の難波市民学習センターで「ごみを減らすには―勉強会と実地調査―」を開催し、関西国際大学教育学部の学生さん10名と、大阪府立工業専門学校の学生さん1名の計11名が参加しました。  
 講師は、岡見厚志さん(World Seed代表理事、天神祭ごみゼロ大作戦実行委員会 事務局長)です。

 講座ではイベントごみの実態の具体例として天神祭の時に撮影されたごみの写真が複数挙げられ、最終的に回収されたごみの種類別の割合が説明されました。それを受けて、自分たちならどうやってごみを減らせるか、3つの班に別れて話し合いました。
 

 話し合った結果、以下のような対策案が発表されました。
・ごみ袋は各自持ってくる
・お皿を食べられるものにする
・ゴミ回収スポットを露店の間に挟んで設置する
・食べた後のごみはそのまま販売元に返す
・お皿の販売価格を高めに設定して、お金を取る
・マイ皿やマイカップを持ってきた人にはその中に入れる
・ウチワなど、そもそも要らない物は配らない
・ごみの重さで商品券と交換する
・トラックでそのままけん引できるようなコンテナをごみ箱として設置する
 ここで出た案は「天神祭りごみゼロ大作戦」の中で既に実施されているものもあり、岡見講師による解説がありました。

 また、講座中に学生から出た「天神祭りでごみが散乱しやすいのは、規模が大きいからですか?」という問いかけに、「規模が小さくても管理されていなければ散乱する」との回答がありました。

 休憩を挟み第2部ではいよいよ実地調査です。気温3℃の中、3班に別れて調査対象地であるアメリカ村を中心としたエリアにそれぞれ向かいました。植込みの中や溝の中など、風の抵抗を受けない所や、人の多いところにタバコなどのごみが沢山あることに気づかされます。
 

 アメリカ村付近の道路脇の溝の中です。おびただしい数のタバコが散乱しています。

 学習センターに戻り、情報の共有を行いました。どの班もタバコのごみが多いとの報告があり、アメリカ村ではテイクアウトの包装ごみも見られたとのことです。炊飯器のカマやホットプレートなどのごみも見つかり、それらは人目のつかない茂みの中に隠れるように置かれていたようです。

 続いて関西国際大学の谷口準教授による、学生への「この講座をうけて子供に何を伝えたいか」といった問いかけがありました。
 

 結果、学生からは以下のような回答がありました。
・ごみのことについて興味を持つような教育をしていきたい
・まずごみについて興味を持つように一緒に活動してみるのがいい
・水筒をどんどん使う
・自分がどうするべきか考えてもらう
・周りに流されないように教育する
・ごみをなぜ捨ててはいけないのか、根本のところを小さな頃から伝えるのが大切
・将来生まれてくる自分の子どものためにも、今からしておくことが大切であると伝える
・「このくらいじゃ・・・」という安易な考えの積み重ねがこの事態を招いている、そのことを伝えたい
・親にPTAを通じてごみのことについて厳しく伝えると良い

 最後に行ったアンケートでは「行事のごみ問題とその改善案を考えることができた。実際にごみを拾いに行き、現状理解と意識の向上が出来た。」といった現状把握や、「行事のごみを減らすためにできる活動があればしたい。」といった心境の変化が読み取れる回答が多く寄せられました。今回の座学と実地調査の2つの講座が学生たちの環境マインドに大きくプラスに変化し、次へとつながっていくことが期待されます。

       
ds