【レポート】「地球温暖化と大阪湾の環境」@大阪市立築港中学校 海遊館部

 11月28日(土)に、 築港中学校の海遊館部の生徒を対象に「地球温暖化と大阪湾の環境」の講座を開催し、14名が参加しました 。
 講師は、大阪市立自然史博物館友の会会長の鍋島靖信さんです。

 前半は講義でした。温暖化による大阪湾の環境の変化や、大阪湾の漁業生物への影響などをお話いただきました。
 海水温の上昇により、アナゴやイカナゴの漁獲量が減少していること、南方で生息しているはずの生物が大阪湾に出現していること、赤潮や青潮による被害など、私達の身近にある大阪湾で起きていることをいろいろとお話いただきました。
 温暖化を防ぐためには、まず、私達自身が身近な環境の変化を感じて、自然を知ることが地球の環境を守ることに繋がるのだとお話いただきました。

 休憩をはさんで、後半は海遊館のスタッフが朝に引き上げた調査かごを使った「天保山岸壁の生物調査」の実習でした。
 毎年、築港中学校と連携授業を実施している海遊館のスタッフから、今までの調査で見つかった生物の種類は200種類以上に上ることや水質の変化についてお話いただいた後、いよいよ生物調査です。
  

 岸壁から引き上げたかごには、ぎっしり付着物がありました。生徒たちは、気になる生物をピンセットで取り、実体顕微鏡で何の生物か調べました。 調査かごの中から、ウニ、ヒトデ、ホヤ、カニ、貝類などたくさんの生物が見つかりました。その後、ふりかえりで、講師の鍋島先生が見つかった生物の絵を黒板に描いて詳しく解説してくれました。

 アンケート結果より、「大阪湾に住んでいるたくさんの生き物を見ることができてよかった。」「新しく知識が増えてよかった。」などの声が多く聞かれ、身近な大阪湾に生きる生物や環境についてしっかり学習していただきました。