<イベントレポート>藍を育て、藍で染め、藍で環境を学ぶ連続講座2023 ④

11月19日(日曜日)に、藍を育て、藍で染め、藍で環境を学ぶ連続講座2023第4回目を行いました。

始めに、大阪市エコボランティアの中島さんから、本日の作業とスケジュールの説明がありました。
畑での作業の後、研修室で「藍植物について」「畑の生き物について」というテーマで講義を受けます。
そしてお楽しみの作品発表会。
最後に、「種の採り方と種まき」の説明と、環境学習講座としてのまとめのお話があります。

まず、アイの畑に移動して、アイの種取りのための穂刈りをします。
穂刈りをした後、根を抜いて、鍬で耕し、畝立てをして、アイの種まきをします。
刈った穂を袋に入れてこすると、種がはずれて袋の下に溜まります。

抜いた根の運搬、畝立て、種まきと、参加者のみなさんで協力して、どんどん作業が進みました。

穂刈りしたアイを研修室に持ち帰り、計量します。
そして、大阪市エコボランティアの芝崎さんから「藍植物について」というテーマで、アイの歴史や、薬用植物であったことなど、興味深いお話をうかがいました。
次に、同じくエコボランティアの中谷さんが今日みつかった「畑の生き物について」お話してくださいました。
季節や場所によって、たくさんの違った生き物が見られました。

さて次は、いよいよお楽しみの作品発表です。
前回の講座で染めたハンカチやTシャツなど、にぎやかにテーブルの上に並びました。
ランプやのれんなど、大作も。
ステンシルやアクで染めた作品もあり、バラエティに富んでいます。
それぞれ、制作者から苦労したことや工夫したことなど、コメントを聞きながらなるほどと感心したり、みなさん作品の仕上がりに大満足の様子でした。

最後に講師の北川さんから、「種の採り方、蒔き方」の説明と、全4回に渡る講座の締めとして、アイを通して環境について考えることの大切さについて、お話していただきました。