<イベントレポート>藍を育て、藍で染め、藍で環境を学ぶ連続講座2023 ①

7月9日(土曜日)に、藍を育て、藍で染め、藍で環境を学ぶ連続講座2023第1回目を行いました。
参加者は13名(うち、子どもは4名)で、午後から雨は上がって、晴れ間がのぞくお天気でした。

始めに、講師の大阪市エコボランティアの北川ちえこさんから、講座についての説明がありました。
本日は自然体験観察園の畑に出て、草刈をしてから、タデアイの刈り取り(1番刈り)をします。
刈り取ったタデアイを研修室に持ち帰り、計量した後、茎と葉に分けます。
葉は参加者の皆さんに、それぞれ自宅で乾かしてもらって、次回に持参していただいて、藍染めをすることになっています。
作業の後は、生物多様性とエネルギーの話、畑にいた生き物の紹介と続きます。

さっそく、全員で自然体験観察園のタデアイの畑に出かけます。
タデアイはとても元気よく育っていますが、その近くには雑草もたくさん育っています。
まずはタデアイ以外の草を皆さんで取っていきます。
タデアイは2番刈りもするので、雑草を取ることも大事です。
刈った雑草は畝の間に置いておきます。

雑草を刈った後、タデアイをすべて刈り取ります。
ハサミで根元から15センチあたりを切って、袋にどんどん入れていきます。
4畝に育っているタデアイですが、たくさんの人の手で、あっという間に刈り取られていきます。
予定時間より早く、刈り終わりました。
その畑に先ほど取った雑草を置いていきます。
雑草は2番刈りするためのタデアイの肥料になるそうです。

作業の後は、タデアイの畑や近くにいる生き物を探します。
名前がわからない生き物は、中谷さんに聞いて教えてもらいます。

タデアイが入った大きな袋を持って、研修室に戻ります。
重さを量った後、作業用の机に刈り取ったタデアイを広げます。
その周りに皆さんが座って、自分の前にあるタデアイを葉と茎に分けます。
素早い手つきで、葉をどんどん茎から取っていきます。
机いっぱいにあったタデアイの山がどんどん崩れていきます。

作業しながら、タデアイの生葉染めの説明を聞きます。
生の葉を布に直接こすって、液を染みこませると、きれいなインディゴブルーになります。
ステンシルのシートも各種あるので、ぜひ家に帰られたら試してもらいたいとのこと。
乾燥させてからのアイ染めとはまた違った風合いに仕上がりますね。

作業が終わってから、大阪市エコボランティアの桝元さんから、「そめタデ」と生物多様性そしてエネルギーさらにSDGsというタイトルのお話、中谷さんからはアイの畑付近で見られた生き物についての説明がありました。

今回刈り取ったタデアイの葉は、参加者の皆さんに持ち帰ってもらい、家で乾燥させたものを次回に持参していただくことになっています。

次回は9月10日(日)「2番刈りしたでーと、葉分け作業、生き物調べ、第3回解説」です。