田んぼの四季2023~田んぼで学ぶSDGs~ ②

6月11日(日曜日)、連続講座の第2回目として、「田植え」を行いました。
その日はあいにく雨模様でしたが、全家族のご参加となりました。
参加者は37名(うち、子どもは19名)でした。
田んぼが5つあるので、それぞれ8名くらいの5班に分かれて、田植えを実際に体験してもらいます。

今回の講師も、大阪市エコボランティアの忍喜博さんと中谷憲一さんです。
まずは研修室で、講師の忍さんから、これから植える苗についての説明がありました。
第1回目の時に参加者の皆さんでまいた種ですが、古代米の緑米の成長がいまひとつなので、田植えに使う苗は赤米の割合が大きくなるとのこと。
うるち米やもち米の苗は順調に育ったとのことです。

また、田植えをしている動画を見ながら、今日の田植えのしかたや注意事項について説明がありました。
あぜ道にトゲを持つメリケントキンソウがあるかもしれないので、あぜ道では必ずサンダルやくつを履くようにとの注意もありました。

小雨の中、身支度を整えてから、班ごとに出発します。

自然体験観察園の一番上方にある田んぼBには古代米(赤米・緑米)、その下の田んぼC、Dにはうるち米、さらに下の田んぼE、Fにはもち米の苗を植えます。

それぞれの田んぼに到着して、いよいよ田植えの開始です。

エコボランティアさんが持つロープには苗を植える間隔の印がついています。
その印の向こう側に、3株くらいの苗を植えていきます。

どろんこの田んぼに足を入れるのは初めての方が多く、あちこちで歓声や悲鳴(?)があがっています。
あっという間にどろだらけになっているお子さんもいます。

ぬかるみに足をとられるので、ロープの前に一列に並ぶのにも四苦八苦。
並んだら、一斉に植えて、植え終わったら、ロープをずらして、また一列で。

1列ごとに息も合ってきて、だんだん田植えのペースも上がっていきます。

すべて植えた後に、稲の成長を記録するために、田んぼの南北(または東西)で、観測する稲を決めて、定点観測用の表示板を設置しました。

その稲の長さや、水温などを測って、記録用紙に記入しました。
次回(7月9日)にはどれくらい成長しているか楽しみです。

無事に田植えを終えて、どろんこの足を洗い、着替えもすませて、研修室に戻ります。

研修室では、講師の中谷さんから、田んぼ周辺にいた生き物についてのお話がありました。

雨が降る中、たくさんの生き物がいることに驚きました。
その一つ一つの特徴など、拡大した写真を見ながら、詳しく説明を聞くことができました。

最後に、忍さんから今日のまとめと次回(7月9日)についての確認があり、本日の講座は終了しました。