生ごみから土づくり～いのちのめぐり～第1回目

　講師（こうし）は、大阪市（おおさかし）エコボランティアの
小川（おがわ） 咲恵（さきえ）さん(左（ひだり）)と石川（いしかわ） 由紀子（ゆきこ）さん(右（みぎ）)です。

　はじめは、講師（こうし）の小川（おがわ）さんより命（いのち）のめぐり(循環（じゅんかん）)について説明（せつめい）がありました。
　皆（みな）さんのお家（うち）でたくさん出（で）る食（た）べ残（のこ）しや生（なま）ごみを使（つか）って土（つち）を作（つく）り、その土（つち）で野菜（やさい）や花（はな）などを育（そだ）て、収穫（しゅうかく）できた野菜（やさい）を食（た）べる。これが食（た）べ物（もの）の循環（じゅんかん）です。また、それがごみの減量（げんりょう）にもなると教（おし）えてもらいました。

　今回（こんかい）は、ダンボールコンポストとはどんなものなのか、なぜ生（なま）ごみが土（つち）になるのかを学（まな）び、実際（じっさい）にダンボールコンポストを作（つく）りました。

　紙芝居（かみしばい）の次（つぎ）は、いよいよダンボールコンポスト作（づく）りです。
　今回（こんかい）の材料（ざいりょう）は、腐葉土（ふようど）・もみ殻（がら）くん炭（たん）・米（こめ）ぬか・水（みず）・持参（じさん）した生（なま）ごみです。これからこの材料（ざいりょう）を使（つか）って、ダンボールコンポスト「菌（きん）ちゃんの家作（いえづく）り」をしていきます。

　腐葉土（ふようど）・もみ殻（がら）くん炭（たん）・米（こめ）ぬかを入（い）れてよく混（ま）ぜ、水（みず）を入（い）れます。水（みず）の量（りょう）は、土（つち）を手（て）で握（にぎ）り広（ひろ）げたら二（ふた）つに割（わ）れるくらいの硬（かた）さになるように調整（ちょうせい）します。
　これで菌（きん）ちゃんのお家（うち）が完成（かんせい）です。

　次（つぎ）に菌（きん）ちゃんのご飯（はん）となる生（なま）ごみを投入（とうにゅう）し、土（つち）となじませます。
　生（なま）ごみは菌（きん）ちゃんが食（た）べやすい(分解（ぶんかい）しやすい)ように、細（こま）かく切（き）るのが良（よ）いと教（おし）えてもらいました。

　ダンボール箱（ばこ）の中（なか）を住（す）みやすい状態（じょうたい）にし生（なま）ごみを入（い）れると、菌（きん）ちゃんは生（なま）ごみをどんどん分解（ぶんかい）していき、どんどん仲間（なかま）を増（ふ）やしていきます。

　今（いま）は目（め）には見（み）えない菌（きん）ちゃんですが、時間（じかん）が経（た）つと白色（しろいろ）の糸状菌（しじょうきん）として見（み）える場合（ばあい）もあります。カビではないので、取（と）り除（のぞ）かないでくださいね。

　自分（じぶん）達（たち）が作（つく）ったダンボールコンポストは自宅（じたく）へ持（も）ち帰（かえ）り、今日（きょう）から２週間（しゅうかん）、観察（かんさつ）日記（にっき）やチェックシートをつけながら毎日（まいにち）観察（かんさつ）をしていきます。

　２週間（しゅうかん）のあいだどんなものを入（い）れて、ダンボールの中（なか）はどう変化（へんか）したのか。どんな発見（はっけん）があったのか。また困（こま）ったことなどを、次回（じかい）、自分（じぶん）のダンボールコンポストの近況（きんきょう）を話（はな）し合（あ）います！