イベントレポート

田んぼの四季2022～田んぼで学ぶSDGs～　①

　「田（た）んぼの四季（しき）２０２２」の第（だい）１回（かい）開催（かいさい）に先立（さきだ）ち、環境（かんきょう）局（きょく）の赤松（あかまつ）係長（かかりちょう）より、なにわＥＣＯスクエア及（およ）び自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）での講座（こうざ）等（など）の紹介（しょうかい）がありました。
　また、京都大学（きょうとだいがく）大学院生（だいがくいんせい）から「身近（みぢか）な自然（しぜん）体験（たいけん）などについてのアンケート等（など）調査（ちょうさ）」についての参加者（さんかしゃ）への協力（きょうりょく）依頼（いらい）がありました。

　本日（ほんじつ）の参加者（さんかしゃ）は１７名（めい）で、講師（こうし）は大阪市（おおさかし）エコボランティアの忍（しのぶ）　喜博（よしひろ）さんと中谷（なかたに）　憲一（けんいち）さんです。
　本（ほん）講座（こうざ）は、「田（た）んぼの四季（しき）～田（た）んぼで学（まな）ぶSDGs～」をテーマにして、生物（せいぶつ）多様性（たようせい）とSDGsを学（まな）んでいただくことを目的（もくてき）としています。

　雨（あま）もようだったので、まず、参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんが実際（じっさい）に田植（たう）え等（など）していただく田（た）んぼの見学（けんがく）をしました。
　苗代（なわしろ）づくり後（ご）に水中（すいちゅう）に浸（つ）けておくバットや鳥（とり）対策（たいさく）でネットをかけている状態（じょうたい）を見（み）てもらいました。

　講師（こうし）の忍（しのぶ）さんから、１年（ねん）間（かん）の米（こめ）講座（こうざ）スケジュールの説明（せつめい）がありました。田（た）んぼＢには古代（こだい）米（まい）、Ｃ・Ｄにはうるち米（まい）、Ｅ・Ｆにはもち米（ごめ）を植（う）えます。
　生（い）き物（もの）へ配慮（はいりょ）して、農薬（のうやく）や化学肥料（かがくひりょう）は使用（しよう）せずに、堆肥（たいひ）やもみがらなどを使用（しよう）します。また、鳥（とり）よけネットをかけたりしないので、収穫（しゅうかく）量（りょう）は期待（きたい）しないでくださいとのことでした。参加者（さんかしゃ）は、今後（こんご）、稲（いね）の生長（せいちょう）データを取（と）っていき、一年（ねん）間（かん）の生育（せいいく）状況（じょうきょう）を調査（ちょうさ）していただきます。

　丈夫（じょうぶ）な種（たね）もみを選（えら）ぶ必要（ひつよう）があるので、塩水（しおみず）の中（なか）にもみを投入（とうにゅう）して、沈（しず）んだ比重（ひじゅう）が重（おも）いものが良（よ）い種（たね）もみであるとの塩水（えんすい）選（せん）の説明（せつめい）・実演（じつえん）がありました。

　苗代（なわしろ）づくり体験（たいけん）を行（おこな）いました。種（たね）もみをまんべんなくまきます。　　

　種（たね）もみをまき終（お）えたら、上（うえ）から鹿沼土（かぬまつち）と赤玉土（あかだまつち）をかぶせます。水（みず）の中（なか）に浸（つ）けておき、６月（がつ）に１５㎝～２０㎝ぐらいに成長（せいちょう）してくれれば田植（たう）えには最適（さいてき）です。

　講師（こうし）の中谷（なかたに）さんから、田（た）んぼに生息（せいそく）する虫（むし）のお話（はなし）がありました。天気（てんき）が良（よ）ければ虫取（むしと）り網（あみ）を持（も）って採取（さいしゅ）していただく予定（よてい）でしたが、あいにくの雨（あめ）で、中谷（なかたに）さんが事前（じぜん）に撮影（さつえい）しておいた写真（しゃしん）を見（み）て、どのような生（い）き物（もの）が生息（せいそく）しているかを学（まな）びました。

＜左（ひだり）の写真（しゃしん）はオオヨコバイ＞

　

　本日（ほんじつ）、田（た）んぼで見（み）つけた虫（むし）は、オオヨコバイ・ヤドリバエの仲間（なかま）・ナミテントウ・カタツムリ・ウスカワマイマイ・キセルガイの仲間（なかま）などでした。


　　　＜右（みぎ）の写真（しゃしん）はナミテントウ＞

　参加者（さんかしゃ）から古代（こだい）米（まい）の見分（みわ）け方（かた）の質問（しつもん）がありました。白米（はくまい）との違（ちが）いは、米粒（こめつぶ）に色（いろ）が付（つ）いているもの（赤（あか）みがかった色（いろ）・黒色（くろいろ）・緑色（みどりいろ））を総称（そうしょう）して古代（こだい）米（まい）と呼（よ）んでいるそうです。

　

　参加者（さんかしゃ）のアンケートから一部（いちぶ）を紹介（しょうかい）します。
・お米（こめ）を大切（たいせつ）に食（た）べるようにします。
・生（い）き物（もの）の実物（じつぶつ）が見（み）たかった。
・自然（しぜん）豊（ゆた）かなこの場所（ばしょ）を活用（かつよう）したイベントを開催（かいさい）してほしい。