池の水を抜こう！～かいぼりと生きもの観察会～

　２月（がつ）27日（にち）（日曜日（にちようび））にかいぼり講座（こうざ）を実施（じっし）しました。参加者（さんかしゃ）は１６名（めい）でした。

　講師（こうし）は、大阪（おおさか）府立（ふりつ）大学（だいがく）大学院（だいがくいん）及（およ）び滋賀県（しがけん）琵琶湖（びわこ）博物館（はくぶつかん）で研究（けんきゅう）員（いん）をされている　鈴木（すずき）　真裕（まさひろ）　先生（せんせい）です。

　参加者（さんかしゃ）のうち、６名（めい）は子（こ）どもたちなので、クイズも取（と）り入（い）れとても分（わ）かりやすいお話（はなし）でした。

　学校（がっこう）のプールも冬（ふゆ）の間（あいだ）は生（い）き物（もの）のすみかとなるので、ひとつの池（いけ）としてとらえることができます。

　かいぼりとは、池（いけ）の水（みず）を抜（ぬ）いて底（そこ）に溜（た）まった泥（どろ）を取（と）り除（のぞ）くことですが、何（なに）のためにするのでしょうか。

　生（い）きものにとってすみやすい環境（かんきょう）にするためだと言（い）えます。

　お話（はなし）のあと、ため池（いけ）に出（で）かけました。講師（こうし）から網（あみ）の使（つか）い方（かた）の説明（せつめい）がありました。池（いけ）の中心（ちゅうしん）部（ぶ）から縁（ふち）へゆっくりと生（い）き物（もの）を追（お）い込（こ）むようにすくっていきます。　

　網（あみ）の中（なか）をのぞいて、生（い）き物（もの）がいないか目（め）を凝（こ）らして探（さが）します。

　参加者（さんかしゃ）が生（い）き物（もの）探（さが）しに夢中（むちゅう）になっているので、その間（あいだ）、スタッフは底（そこ）に溜（た）まった落（お）ち葉（ば）や泥（どろ）をせっせと取（と）っていきます。

　かいぼりを終（お）え、なにわECOスクエア１階（かい）の研修（けんしゅう）室（しつ）にもどり、本日（ほんじつ）発見（はっけん）した生（い）き物（もの）について、講師（こうし）の鈴木（すずき）先生（せんせい）から話（はなし）を聞（き）きました。

　貝類（かいるい）では、タニシとカワニナ、昆虫類（こんちゅうるい）はマツモムシがいました。魚類（ぎょるい）では、ドンコとモツゴとカダヤシがいました。

　エビの仲間（なかま）では、ミナミヌマエビとスジエビがいました。