【レポート】大阪市環境局×大丸心斎橋　SDGs DAYS　「桜の木で作るマイ箸作り①」＠大丸心斎橋店

10月（がつ）23日（にち）（土曜日（どようび））、24日（にち）（日曜日（にちようび））に、気軽（きがる）にたのしく「SDGs」について学（まな）べるイベントを大丸百貨店（だいまるひゃっかてん）心斎橋（しんさいばし）店（てん）で開催（かいさい）しました。大丸（だいまる）心斎橋（しんさいばし）店（てん）では10月（がつ）をSDGｓ強化（きょうか）月間（げっかん）としてさまざまな企画（きかく）を実施（じっし）、その一環（いっかん）として、大阪市（おおさかし）と協働（きょうどう）しお子様（こさま）を対象（たいしょう）とした、気軽（きがる）に楽（たの）しく「SDGs」について学（まな）べるワークショップを開催（かいさい）しました。

10月（がつ）23日（にち）（土曜日（どようび））の午前（ごぜん）中（ちゅう）は「桜（さくら）の木（き）で作（つく）るマイ箸（ばし）作（づく）り」を開催（かいさい）しました。
講師（こうし）を務（つと）めて頂（いただ）きますのは、木育（もくいく）フォーラム米地（よねじ）徳行（のりゆき）理事（りじ）長（ちょう）（左（ひだり））と、スタッフの皆（みな）さん（右（みぎ））です。
　

講座（こうざ）の前半（ぜんはん）は座学（ざがく）からはじまり、 まず日本（にほん）の森林（しんりん）と世界（せかい）の森林（しんりん）についてのお話（はなし）がありました。「日本（にほん）の森林（しんりん）の広（ひろ）さは国土（こくど）の約（やく）70％を占（し）め、占有（せんゆう）率（りつ）世界（せかい）1位（い）のフィンランドに次（つ）いで2位（い）であるにもかかわらず、国内（こくない）使用（しよう）量（りょう）の80％の材木（ざいもく）を輸入（ゆにゅう）に頼（たよ）っている。木（き）は多（おお）いのに殆（ほとん）ど使（つか）われておらず、その分（ぶん）、海外（かいがい）の木（き）が切（き）られて環境破壊（かんきょうはかい）につながっている。」との話（はなし）に、参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは頷（うなず）きながら真剣（しんけん）に聞（き）き入（い）ります。

また、「桐（きり）は燃（も）えにくいので、江戸時代（えどじだい）に高価（こうか）であった着物（きもの）などを桐（きり）箪笥（だんす）の中（なか）に収納（しゅうのう）するなどして利用（りよう）されていた。」といった日本（にほん）での木材（もくざい）を上手（じょうず）に利用（りよう）してきた歴史（れきし）のお話（はなし）などがありました。

座学（ざがく）の最後（さいご）は木（き）の種類（しゅるい）当（あ）てゲームです。参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは、視覚（しかく）による木目（もくめ）や色（いろ）の確認（かくにん）と、手（て）の触覚（しょっかく）による重（おも）さや質感（しつかん）の違（ちが）いを感（かん）じながら 木（き）の特徴（とくちょう）を勉強（べんきょう）することができました。

講座（こうざ）の後半（こうはん）はいよいよワークショップでお箸（はし）づくりです。まずは同（おな）じ長（なが）さ、色（いろ）、模様（もよう）の桜（さくら）の木（き）の棒（ぼう）を2本（ほん）選（えら）び、やすりで磨（みが）きます。
やすりをかける時（とき）は木目（もくめ）に対（たい）して平行（へいこう）に削（けず）ります。木目（もくめ）に対（たい）して垂直（すいちょく）にやすりをかけてしまうと傷（きず）が残（のこ）ってしまうと先生（せんせい）に教（おそ）わり、参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは2種類（しゅるい）の紙（かみ）やすりを使（つか）って上手（じょうず）に仕上（しあ）げておられました。
　

ワークショップの途中（とちゅう）では、箸（はし）は中国（ちゅうごく）から奈良時代（ならじだい）に日本（にほん）に伝（つた）わったという歴史（れきし）についてスタッフの西野（にしの）さんからお話（はなし）があり、また「世界（せかい）では箸（はし）は30％の人（ひと）が使（つか）っている。ナイフとフォークも30％。残（のこ）りの40％は、手（て）食（しょく）である。」との話（はなし）に、参加者（さんかしゃ）は耳（みみ）を傾（かたむ）けていました。

磨（みが）いた後（あと）はクルミを砕（くだ）いて出（で）てくる天然（てんねん）植物性（しょくぶつせい）オイルを塗（ぬ）ります。この時（とき）、箸（はし）の太（ふと）い方（ほう）の先端（せんたん）にもオイルをよく染（し）み込（こ）ませることがポイントです。最後（さいご）に文字（もじ）の焼（や）き入（い）れを行（おこな）うとマイ箸（はし）の完成（かんせい）です。♡マークが可愛（かわい）いですね☆
　

参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは桜（さくら）の木材（もくざい）からお箸（はし）づくりを通（とお）して、ものづくりの楽（たの）しさと、森林（しんりん）の環境（かんきょう）保全（ほぜん）の大切（たいせつ）さ、それは地球（ちきゅう）温暖化（おんだんか）対策（たいさく）につながっているという内容（ないよう）を楽（たの）しく学（まな）ぶことができました。

講座（こうざ）アンケートでは、「初（はじ）めての親子（おやこ）でのお箸（はし）作（づく）りでしたがとても楽（たの）しめました。」「木（き）の話（はなし）がとても面白（おもしろ）かったです。」「とても楽（たの）しく勉強（べんきょう）できました。」などの回答（かいとう）が寄（よ）せられ、参加者（さんかしゃ）は楽（たの）しく学（まな）びながらワークショップできたようです。