【レポート】第3回時事問題講座「プラスチックごみ問題は解決するのか?ー地球丸ごと1個で考えてみる」

9月25日(土)時事問題講座の第3回「プラスチックごみ問題は解決するのか?ー地球丸ごと1個で考えてみる」をオンラインで実施しました。

講師は、国連環境計画プログラムオフィサーの
本多俊一さんです。                 プラスチックごみ問題の解決に向け、どうすれば私たちの普段の生活と世界の問題をつなげていけるのか話をされました。

 

2019年の世界の一般ごみのうち、
プラスチック類の占める割合は11%。
そのうちの16%がレジ袋。4%がペットボトル。80%は普段使用している生活用品です。
レジ袋を抑えに行くだけでは、プラスチックごみ問題は解決しません。

1年間に世界で出るすべてのごみの量のうち、プラスチックごみは0.1%ぐらいです。数学的には誤差みたいなものかもしれませんが、ここを抑えに行くことが重要です。
しかし、ここばかりに注力していると全体が見えなくなります。
全体を解決する一部としてプラスチックごみ問題も解決していくというのが重要になってきます。 

一般ごみがどういうふうに処理処分されているか世界の状況を見ると、低所得国では、ほぼ9割が埋立処分されています。                   その処分場で、リサイクルできる素材を探している人たちが地球全体では1500万人ぐらいいるといわれており、それには重要な役割があります。
これが世界では標準です。
日本は進みすぎているといわれています。

2020年~2050年の一般ごみ処理予想(世界)では、少しずつ単純埋立の割合が減っていますが、世界の人口が増えているので、量的には変わりません。

最後にまとめとして、「地球はひとつしかありません。日本で起こした汚染、プラスチック汚染等全ての汚染がほかの国とつながっています。ほかの国で起こった環境汚染も全部わかります。すべて大気でつながっているので、78億人すべてが影響を受けます。環境問題の本質は人間の問題です。人間が変わらない限りは絶対、何も問題というのは解決しません」さらに「一番重要なのは、普段から何ができるか、どういうことをすれば少しでも環境に負荷のない生活をすることができるかを考え、実践することです。自分たちができることをひとつ一つやっていく。これを多くの方を巻き込んでやっていく。常に大阪だけ、自分の町だけではなく、日本全体、世界全体をみながら努力することで、きっと将来は地球環境問題、プラスチック問題も解決に向けて、世界に大きな流れができてくると思っています」と締めくくられました。

参加者の皆さんからいただいた多くの質問にも丁寧にお答えいただき、世界の状況を知ることができ、自分たちが今やるべきことがよく理解できる講座でした。