藍を育て、藍で染め、藍で環境を学ぶ連続講座2021 第3回

 10がつ31にち(日)にちに「あいそだて、あいめ、あい環境かんきょうまな連続れんぞく講座こうざ2021」のだい3かい実施じっししました。

 この講座こうざは、大阪市おおさかしエコボランティアが企画きかくし、運営うんえいする連続れんぞく講座こうざです。

 今回こんかいのテーマは、「乾燥かんそう藍染あいぞめ(め)」です。参加者さんかしゃは10めいでした。

 はじめに、1かい研修けんしゅうしつ本日ほんじつ講座こうざ内容ないよう説明せつめいがありました。そのあと、「あいまる仕組しくみのおはなし」をきました。

 

 

 タデアイの使つかってめるにはいくつかの方法ほうほうがあることや、今回こんかい講座こうざおこなう「め」の、染色せんしょく化学かがくについて説明せつめいいただきました。

 あい乾燥かんそう色素しきそ水溶性すいようせいなので、薬品やくひんもちいて水溶性すいようせい染料せんりょうへと還元かんげんさせて、ぬのにしみこませます。そのあとぬの空気くうきれさせて酸化さんかさせてふたた水溶性すいようせいもどすと、ぬのあらってもいろちなくなります。

 おはなしのあとは、2かい交流こうりゅうスペースに移動いどうしていよいよ藍染あいぞめです。

 作業さぎょうはいまえに、作業さぎょう工程こうていかりやすく説明せつめいしていただきました。

 ここからは、3はんかれての班行動はんこうどうです。各班かくはん大阪市おおさかしエコボランティアのスタッフのみなさんがついて、作業さぎょうすすめていきます。

 まず、タデアイののあくぬきをします。

 水切みずきぶくろあい乾燥かんそうを50グラムずつれて、で20分間ふんかんます。

 つぎに、えて、あくぬきしたあい薬品やくひんれて10分間ふんかんて、あい染液せんえき抽出ちゅうしゅつします。

 

 抽出ちゅうしゅつしたえきドラムどらむかんしずかにうつし、ドラムどらむかんふたをします。

 おなあいで、この工程こうていを3かいかえし、あい抽出液ちゅうしゅつえきめていきます。

 

 いろムラむらないように、しばらくめるぬのみずひたしておきます。

 抽出液ちゅうしゅつえきめるのにてきした状態じょうたいになっているか、温度おんどとpHはかります。

 えきうすまらないよう、みずひたしておいたぬのをしっかりしぼってから、抽出液ちゅうしゅつえきにゆっくりひたします。5ふんから10ふんくらいぬのをあげて、しぼってします。

 

 ぬの最初さいしょ黄緑色きみどりいろでしたが、空気くうきれると酸化さんかして青色あおいろ変化へんかしていきました。

 参加者さんかしゃのみなさんは、かく自作品じさくひんかえりますが、次回じかい講座こうざ作品さくひん発表はっぴょうしていただきます。

 また、抽出液ちゅうしゅつえきざんえきもおかえりいただきました。多少たしょうしょくうすくなりますが、まだめられるとのことです。

 全員ぜんいん後片あとかたづけをしてから1かい研修けんしゅうしつにもどり、アンケートをいていただきました。最後さいごに、大阪市おおさかしエコボランティアのスタッフから次回じかい内容ないようものなどの説明せつめいがあり、講座こうざわりました。

 参加者さんかしゃ感想かんそう紹介しょうかいします。

 ・家庭かていでもぜひチャレンジしたい。
 ・あいそだてているので、藍染あいぞめについて知識ちしきて、グループで染色せんしょくしてみたいとおもっています。
 ・自然しぜん由来ゆらいのものに関心かんしんてるようになりました。

などの感想かんそうかれました。

 次回じかいあい講座こうざは、11がつ21にち(日)にちです。「り、生物せいぶつ多様性たようせいのおはなし作品さくひん発表会はっぴょうかい」をおこないます。