★１月虫の日が、１月１８日（土）に行われました。

　１月（がつ）１８日（にち）（土）（ど）は虫（むし）の日（ひ）でした。なにわECOスクエア２階（かい）交流（こうりゅう）スペースに、まるで折（お）り紙（がみ）でできたようなバッタの作品（さくひん）と材料（ざいりょう）となるシュロの葉（は）が置（お）かれていました。今回（こんかい）のテーマは、「自然（しぜん）工作（こうさく）」です。自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）にあるシュロの葉（は）を使（つか）って虫（むし）の置物（おきもの）を作（つく）ります。

　まず、なにわECOスクエアを出（で）て、気温（きおん）１０度（ど）と比較的（ひかくてき）暖（あたた）かな快晴（かいせい）のなか、材料（ざいりょう）となるシュロの葉（は）を見（み）に出（で）かけました。自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）の樹々（きぎ）に混（こん）じって生育（せいいく）しているシュロの木（き）を見（み）つけました。ガイドさんから、熊手（くまで）のような大（おお）きな葉（は）は蠅（はえ）タタキに使（つか）われていたことや、葉（は）の下（した）の幹（みき）を包（つつ）む濃（こ）い茶色（ちゃいろ）のシュロ皮（かわ）の繊維（せんい）はタワシやホウキなどに加工（かこう）されて使（つか）われているという解説（かいせつ）がありました。

　なにわECOスクエアに戻（もど）り、カタツムリの制作（せいさく）を始（はじ）めました。大（おお）きく葉柄（ようへい）を広（ひろ）げたシュロの葉（は）を１枚（まい）だけ取（と）り、長（なが）さ４０㎝、幅（はば）１㎝ほどのリボンを２本（ほん）作（つく）ります。次（つぎ）にその２本（ほん）のリボンを輪（わ）になるように巻（ま）きつけ、最後（さいご）に頭（あたま）としっぽを作（つく）ってできあがりです。

　参加者（さんかしゃ）は、見本（みほん）を前（まえ）にして、ガイドの方々（かたがた）による丁寧（ていねい）な説明（せつめい）でスムーズに作品（さくひん）を完成（かんせい）させていきました。

　次（つぎ）はバッタの制作（せいさく）です。シュロの葉（は）の先（さき）を１０㎝ほど残（のこ）し、２つにさきリボンにします。その先（さき）をまた２つに折（お）り、筋（すじ）を輪（わ）にして挟（はさ）み込（こ）み、２つのリボンを交互（こうご）に輪（わ）の下側（したがわ）から通（とお）して結（むす）びます。それを５～６回（かい）繰（く）り返（かえ）した後（あと）、触覚（しょっかく）を輪（わ）の中（なか）に挟（はさ）み込（こ）み、足（あし）も胴（どう）に挟（はさ）み込（こ）んだら完成（かんせい）です。

　バッタの制作（せいさく）では、葉（は）中央（ちゅうおう）の筋（すじ）を最終（さいしゅう）段階（だんかい）で折（お）れないようにはじめに十分（じゅうぶん）にほぐしておくことと、リボンをきちんと作（つく）ってから折（お）り結（むす）ぶことがポイントです。

　参加者（さんかしゃ）は、ガイドの方々（かたがた）の丁寧（ていねい）な説明（せつめい）で、複雑（ふくざつ）で高度（こうど）な「折（お）る」「結（むす）ぶ」「締（し）める」動作（どうさ）を黙々（もくもく）と続（つづ）けながら見事（みごと）な作品（さくひん）を完成（かんせい）され、それを大切（たいせつ）に持（も）ち帰（かえ）られました。

　次回（じかい）の虫（むし）の日（ひ）は、２月（がつ）１５日（にち）（土）（ど）です。テーマは、「カイガラムシの仲間（なかま）たちの観察（かんさつ）」です。 東南（とうなん）アジアなどに生息（せいそく）するカイガラムシの分泌物（ぶんぴつぶつ）は、バレンタインデーに欠（か）かせないチョコレートの光沢（こうたく）材（ざい）として利用（りよう）されています。自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）にいるカイガラムシはどのようなものなのでしょうか。お楽（たの）しみに！