「どうなってるの?海のごみ」@十三小学校5年生

2月22日に淀川区の十三小学校で出前講座「どうなってるの?海のごみ」を実施しました。
5年生36名が参加しました。

講師は、 大阪府環境農林水産部OBで元NPO法人大阪府海域美化安全協会の藤林栄蔵さんです。

昨年大阪で開催されたG20大阪サミット2019で、海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにする「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が首脳宣言に盛り込まれるなど、世界的な社会課題となっている海洋プラスチックごみの問題について、大阪湾での現状や大阪市での取り組みについてお話いただきました。

大阪湾は昔から「魚庭(なにわ)の海」や「茅渟(ちぬ)の海」と呼ばれ、たくさんの魚が獲れる海として知られていました。
しかし私たちの生活で出るごみの中で、きちんとした処理工程に乗らなかったごみが「はぐれごみ」になり、淀川や大和川などを通じて大阪湾に流れ出ていきます。海ごみすごろく「プラスチックの旅」を使ってプラスチックごみの処理や行方について学びました。

大阪湾の海洋ごみで多いのは容器包装紙、発泡スチロール、ペットボトルなどのプラスチックです。プラスチックは自然界の微生物によって分解されないのでいつまでも環境中に残り、海に流れ出たプラスチックごみは海洋生物や景観、漁業に深刻な被害を与えています。 大阪湾に流れ出たごみは大阪湾の海流に乗って紀淡海峡の友ヶ島や成ヶ島にたくさん流れ着くことなどのお話がありました。
大阪市と大阪府は昨年1月に「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」をして、使い捨てプラスチック削減のさらなる推進やプラスチックの資源循環の推進を進めており、大阪市では大阪エコバック運動の推進をしています。生活の中でレジ袋や容器包装のプラスチックなどを減らすことは海洋プラスチックごみを減らすことにもつながっていきます。

大阪湾の深刻な海洋プラスチックごみ問題を知り、海洋プラスチックごみをなくすために私たちにできることは何なのかを考える講座になりました。

今回の講座には大阪湾の海洋ごみ問題に取り組むNPO法人大阪府海域美化安全協会から啓発物品として大阪湾の魚クリアファイルの提供を受け、大阪湾環境保全協議会から海ごみすごろく「プラスチックの旅」の提供を受けました。