【レポート】図書館 de ECO「学ぼう！省エネのお話と防災に役立つふろしき活用法」＠阿倍野図書館

　3月（がつ）9日（にち）（火）（か）に、阿倍野（あべの）図書館（としょかん）で「学（まな）ぼう！省（しょう）エネ（えね）のお話（はなし）と防災（ぼうさい）に役立（やくだ）つふろしき活用法（かつようほう）」の講座（こうざ）を開催（かいさい）しました。

　講師（こうし）は、前半（ぜんはん）の講義（こうぎ）は、ＮＰＯ法人（ほうじん）地球（ちきゅう）環境（かんきょう）市民（しみん）会議（かいぎ）の宮崎学（みやざきまなぶ）さん、後半（こうはん）のワークショップは大阪市（おおさかし）エコボランティアの長谷川（はせがわ）勝美（かつみ）さん、そして、講座（こうざ）の運営（うんえい）補助（ほじょ）として、大阪市（おおさかし）エコボランティアの磯部（いそべ）さんにお手伝（てつだ）いいただきました。　

　前半（ぜんはん）の講義（こうぎ）では、地球（ちきゅう）温暖化（おんだんか）による気候（きこう）危機（きき）問題（もんだい）のお話（はなし）と家庭（かてい）でできる省（しょう）エネ（えね）について、大変（たいへん）分（わ）かりやすく説明（せつめい）していただきました。

　昨年（さくねん）、菅（すが）内閣（ないかく）総理（そうり）大臣（だいじん）が所信（しょしん）表明（ひょうめい）演説（えんぜつ）において、「2050年（ねん）までに、温室（おんしつ）効果（こうか）ガスの排出（はいしゅつ）を全体（ぜんたい）としてゼロにする、つまり脱（だつ）炭素（たんそ）社会（しゃかい）の実現（じつげん）を目指（めざ）す」ことを宣言（せんげん）しました。脱（だつ）炭素（たんそ）社会（しゃかい）の実現（じつげん）のためには、私（わたし）たちひとりひとりがふだんの生活（せいかつ）を見直（みなお）さなくてはなりません。自然（しぜん）エネルギーへの転換（てんかん）や、エネルギー効率（こうりつ）を向上（こうじょう）させる（＝省（しょう）エネ（えね））ことが大切（たいせつ）です。 家庭（かてい）では、エネルギー消費（しょうひ）の多（おお）い電化（でんか）製品（せいひん）の使（つか）い方（かた）を工夫（くふう）することがかなり有効（ゆうこう）であることを学（まな）びました。

　そして、講義（こうぎ）の最後（さいご）に、私（わたし）たちにできることは、まずはこの問題（もんだい）に関心（かんしん）を持（も）つこと、そして、今（いま）、地球（ちきゅう）上（じょう）で何（なに）が起（お）きているのかを知（し）ること、そしてその知（し）ったことを家族（かぞく）や周（まわ）りの人（ひと）に話（はな）し、発信（はっしん）していくことが大切（たいせつ）であるとお話（はなし）いただきました。

　後半（こうはん）のワークショップでは、防災（ぼうさい）に役立（やくだ）つふろしき活用法（かつようほう）について学（まな）びました。 「真結（まむす）び」と「ひとつ結（むす）び」の２種類（しゅるい）の結（むす）び方（かた）さえ知（し）っていれば、いろいろなものに応用（おうよう）できることを教（おし）えていただきました。

　ふろしきは、普段（ふだん）のお買（か）い物（もの）時（じ）にはエコバッグやきんちゃく、災害時（さいがいじ）にはリュックや包帯（ほうたい）、担架（たんか）代（か）わりにもなる優（すぐ）れものです。

　その他（ほか）にも、手（て）ぬぐいを使（つか）ったあづま袋（ぶくろ）や、壊（こわ）れた傘（かさ）の生地（きじ）を利用（りよう）したエコバッグの作（つく）り方（かた）なども紹介（しょうかい）していただきました。物（もの）を捨（す）てずに再（さい）利用（りよう）する方法（ほうほう）を教（おし）えていただき、大変（たいへん）勉強（べんきょう）になりました。

　講座（こうざ）修了（しゅうりょう）後（ご）のアンケートから、「電化（でんか）製品（せいひん）を買（か）い替（か）える時（とき）はエコ商品（しょうひん）にする」「食材（しょくざい）は旬（しゅん）のものや地元（じもと）のものを購入（こうにゅう）する」「ふろしきをどんどん活用（かつよう）していきたい」などの意見（いけん）が聞（き）かれ、参加者（さんかしゃ）の環境（かんきょう）への意識（いしき）が高（たか）まった講座（こうざ）となりました。