環境月間、テーマは生物多様性。 保全のために今日からできるライフスタイル3選

「生物多様性」とは、生きものたちの豊かな「個性」と「つながり」のことを言います。私たちの暮らしは、空気や水、食べ物、衣類、自然の中でのレクリエーションなど、生物多様性の恵みの上に成り立っています。

オーストラリアの森林火災による動植物への壊滅的な影響や、アマゾンの森林破壊面積が今年1~4月にこの時期としては過去最高の1202平方キロ(前年同期比55%増)を記録したニュースに衝撃を受けた方もいるでしょう。気候変動や人間活動が原因で、生物多様性が失われています。しかし生物多様性が、一人ひとりの生活に、どのようにかかわっているのかを実感するのは難しいかもしれません。

ここ大阪市でも、淀川ワンド群や野鳥園臨港緑地(南港野鳥園)、身近な公園にも生きものの棲みかとなる自然環境がありますが、ほぼ全域が市街化された市内の環境では、生物多様性と私たちの暮らしのつながりは見えにくくなっています。

そこで、6月環境月間では、生物多様性と私たちの暮らしのつながりに気づき、保全のためにできるライフスタイルを取り入れてみましょう。

明日から実践できるアイディア3選をご紹介します。

1.ベランダ野菜を育てよう!

「食と農」は生物多様性と密接にかかわっています。トマト、ナス、キュウリなどの夏野菜は初心者でも簡単に栽培することができ、「食」を通してまさに自然の恵みを感じることができるでしょう。
チャレンジしたい人は、100年以上前から大阪市内で栽培されていた「なにわの伝統野菜」の栽培に挑戦するのもおススメです。勝間南瓜(こつまなんきん)や毛馬胡瓜(けまきゅうり)で緑のカーテンを作ってみれば、地域の風土への関心も高まり、省エネ効果もあって一石三鳥です。

●なにわの伝統野菜について

http://www.pref.osaka.lg.jp/nosei/naniwanonousanbutu/Leafletinside.html

●育て方を教えてくれる講座があります(無料)

花博記念公園鶴見緑地内にある自然体験観察園では「なにわのでんとうやさいをそだてよう!」を開催します。2020年度は7月からの7回連続講座で、初心者にもわかりやすい内容となっています。募集が始まりましたら、こちらのサイトに掲載されます。

https://www.naniwa-ecostyle.net/category/event/

2・認証マークの製品を選ぼう!

生物多様性保全に貢献している商品には認証マークがついています。下記のマークを参考に商品を選べば、あなたは、生物多様性に配慮した“スマートコンシューマー(賢い消費者)”!

●海のエコラベル(MSC認証制度)

MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)の厳正な認証規格に適合した漁業で獲られた持続可能な水産物にのみ認められる証、それがMSCラベル、通称「海のエコラベル」です。

●国際フェアトレード認証ラベル(国際フェアトレード認証制度)

フェアトレード認証の環境基準では、生産者に対し、希少種の保全、外来種の侵入防止策、水質保全など、貴重な生態系保全のための規定を設けています。

●FSCマーク(FSC認証制度)

適切な森林管理がされていると認証された森林から収穫された木材およびFSCの規格で認められた原料を使用した木材製品や紙製品には、FSCのラベルが付けられます。

チョコレート、紅茶、魚介類などさまざまな商品に認証マークがついています。

3.食品ロスを減らす

食べられるのに廃棄されている食品「食品ロス」を削減すると、生産するための土地利用による森林伐採や農薬・肥料の投与量を減らし、生物多様性の劣化を抑えることができます。

食品ロス削減のためにすべての人ができること

・食品ロスに関心を持ち、自分にできることを考える
・適量を購入・注文し、残さずに食べる
・消費期限と賞味期限を正しく理解し、まだ食べられる食品を捨てない
・1人ひとりが、「もったいない」を意識して行動する

残さずたべる、余計なものは買わない!
これは今日からすぐできそうですね。

★フードドライブ実施中!

花博記念公園鶴見緑地内にある環境活動推進施設(愛称「なにわECOスクエア」)で食品ロス削減の取組み「フードドライブ」を実施しています。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.naniwa-ecostyle.net/news/2721/

自然の恵みに感謝して、できることからひとつずつ、毎日が「環境の日」でありたいですね。

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