<イベントレポート>なにわの伝統野菜講座 春①

4月27日(土曜日)に、なにわの伝統野菜講座(春期)第1回目を行いました。
講師は大阪市エコボランティアの小川咲恵さんです。
本日は同じくエコボランティアの加藤元樹さんと加藤薫さんが、紙芝居を通じて、なにわの伝統野菜についてわかりやすく説明してくださいました。
まずは研修室で、講師の小川さんからなにわの伝統野菜のお話をうかがいました。
鳥飼茄子、毛馬胡瓜、勝間南瓜、玉造黒門越瓜、碓井豌豆など、たくさんの種類がある伝統野菜について産地や特徴や味などを聞くことができました。

次に、お二人の加藤さんから楽しい歌を交えて、「なにわの伝統野菜自慢話」という題名の紙芝居を見せていただきました。大人も子どもも紙芝居を通して、なにわの伝統野菜について楽しく学ぶことができました。

今日の作業内容を小川さんから聞いた後、4つの班に分かれて自然体験観察園の畑に向かいます。
1班は鳥飼茄子(とりかいなす)、2班は毛馬胡瓜(けまきゅうり)、3班は勝間南瓜(こつまなんきん)、4班は玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)の苗を、コンパニオンプランツの難波葱(なんばねぎ)と一緒に植えます。
水やりをして、草マルチと米ぬかを上にかぶせたら、植えた周りに虫よけあんどんを作ります。
参加された皆さんは協力して、たくさんの作業内容を着実に進めておられました。

次は、玉ねぎと碓井豌豆(うすいえんどう)を収穫します。
玉ねぎを畑から、よいしょと抜いていきます。
小さな子どもさんも楽しそうです。
もう一つの畑には泉州黄玉葱(せんしゅうきたまねぎ)が植わっていますが、まだ大きくなっていないので、それはまた別の機会になるでしょうか。
碓井豌豆はさやがふくらんでいるものを選んで、柄のところをはさみで切って、取っていきます。

畑での作業が終わると、農事小屋前に移動して、吹田慈姑(すいたくわい)を、土を入れて水を張ったバケツに植えます。
その収穫は秋冬になるそうです。

最後に、研修室に戻り、今日のまとめと、次回(6月15日)の案内を聞いて、講座は無事に終了しました。