<イベントレポート>田んぼの四季2025~田んぼで学ぶSDGs~ ⑥

11月22日(土曜日)、「田んぼの四季2025」第6回講座がなにわエコスクエアと自然体験観察園、農事小屋で実施されました。
今回の内容は、約一か月の間「はざ」で乾燥させた稲穂から籾を剥ぎ取る「脱穀」、そしてその籾から籾殻を剥がし玄米を取り出す「籾摺り」、玄米から埃を吹き飛ばす「唐箕」、玄米を食べやすい白米にする「精米」など、稲穂から食べられるお米になる最後のプロセスを体験しました。
また、籾を剥がした後に乾燥させた稲わらを使って、菰を編み上げる「菰あみ」も体験し、受講者は4つの班に分かれ、班ごとで、「脱穀機」「籾摺機」「唐箕」「精米機」「菰あみ台」を順番に回り、各担当のエコボラから説明を聞きながら実際に体験をしました。

菰あみで作られる「菰」は、自然体験観察園にある、エノキ、コナラ、サクラ、クヌギの木に菰まきし、害虫を菰に住み着かせることで、害虫から樹木を守るものですが、この菰まきも体験しました。

研修室に戻った後は、田んぼやその周辺で観察された生き物について、エコボラ中谷様から写真を見ながらの解説がありました。主に水辺のヨシやイネなどの葉の上にいる、 ハエトリグモの仲間「オスクロハエトリ」などが紹介されました。
最後に今日の振り返りを行って、講座は無事終了しました。