<イベントレポート>藍講座 ③

令和7年10月18日(土)に「藍講座」第3回を実施しました。
第3回はいよいよ藍染め体験の本番となりました。午前から午後にわたっての長丁場となりました。
第2回での藍染め事前説明を受けた受講者しか参加できないため、5家族に絞られての実施となりました。
エコボラ北井氏の司会で進行し、はじめに本日の講座内容と作業説明がありました。

次に、エコボラ柴崎氏から藍染めの手法や仕組みについての解説があり、今日の作業についての具体的なプロセスはエコボラ渡辺氏から説明がありました。

座学が終了し、いよいよ藍染め作業に入りました。
乾燥藍を計量しながら小袋に分け、それを沸騰させたお湯に投入しあく抜きをしました。

あく抜きのあとは抽出を行い、缶バケツに抽出液を集めます。
これを班ごとに繰り返し行い、十分な量の抽出液を缶バケツに蓄えつつ、抽出液が適温になるまでの合間の時間で昼食をとりました。

抽出液の温度やPHを測定しながら適切状態になったところで、受講者やスタッフが用意したハンカチやバッグ、Tシャツなどを順に缶バケツに投入し藍染めを始めました。

抽出液をよく染み込ませた後、丁寧に絞って缶バケツから取り出し、物干しロープに吊り下げていく。
はじめは、濃い藍色だったハンカチなどが、時間経過とともに鮮やかな青みを帯びた色に変化していく様子が確認できました。

抽出液が滴り落ちるのが収まったところでハンカチなどを取り込みました。講座の時間の都合上、以降の作業に関しては取り込んだハンカチなどを自宅で完全に乾かし、何度か水洗いして色落ちしなければ完了と説明を受けました。

最後に受講生とスタッフが一緒になり後片付けを行い、最後の振り返りを行って講座は終了しました。

次回最終回の講座で、各自の作品をお披露目するのが楽しみです。