なにわエコスタイル
学ぶ・伝える環境講座「どうなってるの?SDGsと海洋プラスチックごみ」第2回講座「海洋プラスチックごみについて知ろう!」
エリア:
その他
 カテゴリ:
環境マインドを育てる連続講座
2019年10月19日 土曜日

最近ニュースなどでよく目にするようになった「SDGs」と「海洋プラスチックごみ」をテーマにした5回シリーズの環境講座の第2回講座として、「海洋プラスチックごみについて知ろう!」を開催しました。

講師は大阪市立環境科学研究センター研究員の中尾賢志さんです。

前半では中尾さんから話題の海洋プラスチックごみについてお話を聞きました。

2050年には海に流れ出るプラスチックのごみの量が魚介類の量を超えるというお話や、海岸に堆積した大量のペットボトルや漂着ごみの写真などを最初にご紹介いただきました。

マイクロプラスチック(5mm以下の小さいプラスチックのこと)には洗顔剤などに入っているマイクロビーズなどの「一次的マイクロプラスチック」と、大きなプラスチックごみが海岸で紫外線や波浪によってどんどん小さくなった「二次的マイクロプラスチック」があること、プラスチックは化学物質を吸収・吸着する性質があり、マイクロプラスチックは表面積も大きいことから多くの化学物質をくっ付けるそうです。


最近は魚介類などからもマイクロプラスチックが検出されていますが、今のところは魚介類を食べても問題のないレベルだと考えられています。しかしその毒性が人間にどのような影響を与えているのかはまだ研究途上で、今後更に海に流入するプラスチックの量が増えていくと考えられている中で心配されています。

海洋プラスチックごみ問題を解決するためにはSDGsの14番の目標「海の豊かさを守ろう」のだけでは解決せず、貧困や経済、社会などの課題も解決していかなければならないことのお話がありました。

後半では顕微鏡を使って実際にマイクロプラスチックの観察をしました。干潟の泥の中から見つかったマイクロプラスチックや洗顔剤に含まれているマイクロビーズを観察しました。

その後、班に分かれてマイクロプラスチック問題の解決策について考え、発表してもらいました。それぞれの班から、国や自治体ができること、企業・大学ができること、個人ができることについてたくさんの意見が出てきて、中尾さんからそれぞれ講評をいただきました。

マイクロプラスチックも含めた海洋プラスチックごみ問題は、G20大阪サミットでも取り上げられ、ニュースなどでもよく目にすることもあってか、参加者の関心がとても高く、講師への質問もたくさん出ていました。