【レポート】環境ふれあい広場in住之江　食べ残しNOゲーム

3月（がつ）２7日（にち）（土）（ど）にすみのえ舞昆（まいこん）ホールで開催（かいさい）された「環境（かんきょう）ふれあい広場（ひろば）」で食（た）べ残（のこ）しNOゲームを実施（じっし）しました。

　講師（こうし）は、 NPO法人（ほうじん）ディープピープルの中尾（なかお）　榛（はる）奈（な）さんです。

　食（た）べ残（のこ）しNOゲームとは、飲食店（いんしょくてん）の店長（てんちょう）に扮（ふん）して、どうすれば食品（しょくひん）ロスが減（へ）らせるかを考（かんが）えるカードゲームです。

　ゲームの進行（しんこう）役（やく）・お金（かね）の管理（かんり）をする「マスター」とお客（きゃく）さまに商品（しょうひん）を提供（ていきょう）する「プレイヤー」（すし屋（や）さん・パスタ屋（や）さん・ラーメン（らーめん）屋（や）さん・パン屋（や）さん）に分（わ）かれてゲームを行（おこな）います。

　「マスター」と「プレイヤー」に分（わ）かれ、マスターはプレイヤーに2万（まん）円（えん）ずつ配（くば）ります。

　プレイヤーはそれぞれの開業資金（かいぎょうしきん）をマスターに支払（しはら）います。

　順番（じゅんばん）にサイコロを振（ふ）り、「お客（きゃく）さまカード」を引（ひ）きます。

　アクションカードで競争（きょうそう）相手（あいて）に対（たい）し、食（た）べ残（のこ）しが起（お）きる要因（よういん）になるハプニングを起（お）こしたり、自分（じぶん）のお店（みせ）に呼（よ）びこみをします。

　お客（きゃく）さまがどのお店（みせ）に行（い）くか決（き）まったら、そのお店（みせ）の人（ひと）は「メニューカード」でお店（みせ）の商品（しょうひん）を提供（ていきょう）します。

　代金（だいきん）をもらい、食（た）べ残（のこ）しゼロにするとさらに3,000円（えん）もらえます。商品（しょうひん）が足（た）りないときは1,000円（えん）、商品（しょうひん）が多（おお）すぎたときは5,000円（えん）の罰（ばつ）金（かね）を支払（しはら）います。

　この流（なが）れを順番（じゅんばん）に行（おこな）い、お客（きゃく）さまカードの山札（やまふだ）が全（すべ）てなくなるとゲーム終了（しゅうりょう）です。

　最終的（さいしゅうてき）に、一番（いちばん）多（おお）くお金（かね）を持（も）っている人（ひと）の勝利（しょうり）です。

　ゲームの後（あと）で、クイズを交（まじ）えながら食品（しょくひん）ロスのお話（はなし）を説明（せつめい）していただきました。

　食（た）べられるのに捨（す）ててしまう食品（しょくひん）は年間（ねんかん）612万（まん）トンで、そのうち家（いえ）から出（で）る食品（しょくひん）は46％にも上（あが）ります。また、レストランでは、58％もの食品（しょくひん）ロスが発生（はっせい）しているなどの説明（せつめい）がありました。食品（しょくひん）ロスは、作（つく）った人（ひと）の努力（どりょく）を無駄（むだ）にし、エネルギーも無駄（むだ）にします。

　食品（しょくひん）ロスををなくすには、食（た）べ物（もの）を買（か）うときにエシカル消費（しょうひ）を心掛（こころが）けること、買（か）い物（もの）リストを作（つく）って余分（よぶん）なものは買（か）わないようにすること、フードバンクを活用（かつよう）するなどしましょう。

　また、外食（がいしょく）の時（とき）は食（た）べられる量（りょう）だけ注文（ちゅうもん）するようにして食品（しょくひん）ロスの削減（さくげん）に努（つと）めてほしいと説明（せつめい）していました。

　参加者（さんかしゃ）からは、「フードロスはすぐに取（と）り掛（か）かれる問題（もんだい）である」「身近（みぢか）なところでできることから無理（むり）なく取（と）り組（く）める課題（かだい）であることを実感（じっかん）した」との意見（いけん）がありました。