なにわエコスタイル
つるみ緑地の鳥探しと鳥のお話④
エリア:
鶴見区
 カテゴリ:
環境マインドを育てる連続講座
2018年03月03日 土曜日

桃の節句の3月3日、ぽかぽか陽気のなか、30名もの参加者に集まっていただき、大賑わいで講座はスタートしました。

観測されたのは、28種類。道すがらムクドリ、シジュウカラに出会い、池のあたりでは、セグロカモメ、カワウ、アオサギ、ヒドリガモなどが見られました。

カワウなどは羽を広げて日光浴をしていました。いわゆる羽干しです。普通の鳥は羽に油分があるのですが、カワウの羽には油分が少なく、そのため水に入ってもはじかないため潜りやすいのです。そして、水に入るとびっしょり濡れてしまうので、羽を広げて乾かしているわけです。

池には沢山のカモが寄ってきていました。

写真はヒドリガモです。日本にいるかもで一番小さいカモです。

さて、カモの足は羽毛に覆われていないのに、寒くないんでしょうか。それには秘密があります。足の先の方からもどってきた冷えた血液は、近くに組み合わされている動脈の温かい血液によってあたためられてから、体内にもどり、逆に、温かかった動脈血は、熱を奪われて冷え、冷たい血液となって、足の方に運ばれていくので、足だけは体温が低くなるように調整されているのです。外の水温と中の体温の差をなるべく近づけることで、身を守っているんですね。

さらに進んで、奥林の方に向かいます。

ここではアオサギ、シジュウカラ、ジョウビタキなどが見られました。
耳をすませば、目を凝らせば、いろんな鳥の声が聴け、姿を見ることができます。さて、季節によって鳥は体の色を変えることはご存知でしょうか。

実は、鳥はあらゆる努力をして、異性を呼び寄せようとします。体の色や声色を変えて、アピールするんですね。顕著なのはオスのようです。

たとえば、アオサギは、写真のようにいまはまだ嘴(くちばし)が黄色ですが、春になるとピンク色に染まるんです。いわゆる婚姻色とよばれています。

シジュウカラは声色を変えてます。面白い例として、日本ではないですが、オーストラリアのコトドリは、いろんな鳴き声ができるのです。シャッター音やバイクの音まで!すごいですね。いろんな鳴き声ができるということは、それだけメスにモテるのだそう。努力しているんですね。


さぁ、部屋に戻って、今日の振り返りです。
先生がオシドリの羽をもってきてくれました。

一同、釘付けとなりました。

鳥の世界を探求していくと、生き物の神秘を感じますね。
先生、一年間どうもありがとうございました。
そして、来年度も沢山の方が先生と一緒に鳥の観察ができるといいですね。

皆さんも是非身近な鳥を観察してみてはいかがでしょうか。思いもよらなかった楽しみが見つかるかもしれません。


<主催>大阪市環境局
<運営>あだーじょ・環境事業協会共同企業体